夏休み中の生活習慣と学習について
夏休みの学習は「朝の過ごし方」で決まります
本日、伊丹市・尼崎市の多くの小中学校で終業式が行われ、いよいよ明日から夏休みが始まります。
特に中学3年生にとって、今年の夏休みは受験に向けた非常に大切な期間です。
稲野義塾では、中学3年生の皆さんに、夏休み中は最低でも1日8時間の学習時間を確保することを目標にしてほしいと考えています。
「1日8時間」と聞くと、とても長い時間に感じるかもしれません。
しかし、大切なのは、朝から夜まで休むことなく勉強を続けることではありません。まずは、普段学校に行っている時間帯を、そのまま学習時間に置き換えることです。
夏休み中も普段と同じ時間に起き、朝8時30分頃には机に向かうようにしてください。
午前中から学習を始め、普段学校で過ごしている時間帯を勉強に使うだけでも、5時間から6時間程度の学習時間を確保できます。その後、塾での授業や自習を加えれば、1日8時間は決して実現不可能な数字ではありません。
早い時間から計画的に勉強を進めることができれば、夕方や夜には自分の好きなことをする時間も残せます。
大切なのは、4月から積み上げてきた生活リズムを、夏休みに入ったからといって崩さないことです。
反対に、昼近くまで寝てしまったり、昼まではいかなくても午前の遅い時間まで寝ていたり、午前中を何となくスマートフォンや動画、ゲームなどで過ごしたりすると、それだけで1日の大切な時間を失ってしまいます。
午前中に生産性のないことをして時間だけを消化してしまうと、その後に1日8時間の学習時間を確保することは非常に難しくなります。
特に注意してほしいのが、スマートフォンの使い方です。
普段、学校に行っている時間帯は、スマートフォンを自由に使用しなくても生活できています。夏休み中も、少なくとも普段学校に行っている時間帯は、スマートフォンを使わないようにしてほしいと思います。
少しだけ確認するつもりでも、気づけば長い時間が過ぎてしまうことは珍しくありません。机の上に置かない、別の部屋に置く、保護者の方に預けるなど、集中できる環境を自分で作ることも受験勉強の一つです。
1日8時間の学習を40日間継続すれば、合計で320時間になります。
320時間あれば、中学1・2年生の内容を復習し、苦手な単元を学び直し、入試問題に取り組むなど、非常に多くの学習を進めることができます。
これだけの時間をどのように使うかによって、夏休みが終わったときの学力は大きく変わります。
一方で、周囲の受験生が320時間の学習を積み重ねている中、自分が十分に取り組まなければ、それだけ大きな差をつけられることにもなります。
「まだ受験まで時間がある」と考えるのではなく、この夏休みから本格的な受験勉強が始まるという意識を持ってください。
また、今回の内容は、中学3年生だけに知ってほしいことではありません。
小学生や中学1・2年生の皆さんにも、「中学3年生になり、受験を迎える夏休みには、これくらいの学習が必要になる」ということを、今のうちから知っておいてほしいと思います。
もちろん、小学生や中学1・2年生の段階から、毎日8時間勉強しなければならないということではありません。
しかし、夏休みだからといって昼近くまで寝るのではなく、普段と同じ時間に起き、朝から机に向かう習慣を身につけることは、どの学年にとっても大切です。
例えば、午前中に学校の宿題や塾の課題を進めてから自由な時間を過ごす、毎日決まった時間に学習を始める、勉強中はスマートフォンやゲームから離れるなど、現在の学年でできることから始めてみてください。
中学3年生になったからといって、急に生活習慣を変え、朝から長時間勉強できるようになるわけではありません。
小学生や中学1・2年生のうちから、朝きちんと起きること、決まった時間に机に向かうこと、集中する時間と自由な時間を分けることを少しずつ身につけておくことが、将来の受験勉強にもつながります。
中学3年生の先輩たちがどのような夏休みを過ごそうとしているのかを知り、自分自身の夏休みの過ごし方を考える参考にしてもらえればと思います。
中学生が自分の意志だけで生活リズムを整え、スマートフォンの使用を管理し、毎日学習を継続することは、決して簡単なことではありません。
数日間だけ頑張るのではなく、ご家庭にもご協力いただきながら、毎日の生活と学習を整えていくことが大切です。
夏休みの頑張りによって、変えられることはたくさんあります。
今の成績に自信がなくても、苦手な科目があっても、毎日の積み重ねによって状況を変えることはできます。
夏休みを、ただ「時間がたくさんある期間」として終わらせるのではなく、「自分を大きく成長させた期間」にしましょう。
稲野義塾でも、生徒一人ひとりが充実した夏休みを過ごせるよう、しっかりと指導してまいります。